車の保険は2種類ある
車の保険は大きく分けて「自賠責保険(強制保険)」と「任意保険」の2種類があります。自賠責保険だけでは補償が不十分なため、任意保険への加入が重要です。
| 項目 | 自賠責保険 | 任意保険 |
|---|---|---|
| 加入義務 | 強制(法律で義務) | 任意(加入は自由) |
| 補償対象 | 対人のみ | 対人・対物・自分・車両 |
| 補償限度額 | 死亡3,000万円/傷害120万円 | 無制限も可 |
| 加入率 | 100% | 約88%(2025年時点) |
| 保険料 | 年間約1万円 | 年間4万〜30万円 |
自賠責保険は対人事故の補償のみで、対物事故(相手の車や建物の損害)は一切補償されません。また、死亡時でも上限3,000万円と、実際の賠償額には全く足りないケースがほとんどです。過去の判例では、対人賠償で5億円以上の判決も出ています。
任意保険の補償内容一覧
任意保険は複数の補償がセットになっています。それぞれの補償内容を理解して、自分に必要なものを選びましょう。
相手への補償(必須)
| 補償名 | 内容 | おすすめ設定 |
|---|---|---|
| 対人賠償保険 | 事故で相手を死傷させた場合の補償 | 無制限(必須) |
| 対物賠償保険 | 事故で相手の車や建物を壊した場合の補償 | 無制限(必須) |
対人・対物賠償は必ず「無制限」にしましょう。万が一の高額賠償に備えるためです。
自分への補償(重要)
| 補償名 | 内容 | おすすめ設定 |
|---|---|---|
| 人身傷害保険 | 自分や同乗者の死傷を補償(過失割合に関係なく) | 3,000万〜5,000万円 |
| 搭乗者傷害保険 | 同乗者の死傷に定額で保険金 | あれば安心(なくても可) |
| 無保険車傷害保険 | 相手が無保険の場合の補償 | 自動付帯が多い |
車の補償(状況に応じて)
| 補償名 | 内容 | おすすめ設定 |
|---|---|---|
| 車両保険(一般型) | 自損事故・当て逃げ含むすべての損害を補償 | 新車〜5年以内におすすめ |
| 車両保険(エコノミー型) | 車対車の事故・盗難・自然災害を補償 | コストを抑えたい場合 |
車両保険は保険料の大部分を占めるため、車の価値と保険料のバランスで判断します。新車や高額車は一般型、古い車や安い車はエコノミー型か付けないという選択もありです。
特約の種類と選び方
| 特約名 | 内容 | 必要度 |
|---|---|---|
| 弁護士費用特約 | もらい事故の際に弁護士費用を補償 | おすすめ |
| 個人賠償責任特約 | 日常生活での賠償責任を補償 | おすすめ |
| ロードサービス | 故障・事故時のレッカー等 | JAF未加入なら |
| 新車特約 | 新車が大破した場合に新車費用を補償 | 新車購入時に |
| 他車運転特約 | 他人の車を運転中の事故を補償 | 自動付帯が多い |
| ファミリーバイク特約 | 原付バイクの事故を補償 | 原付を持っている場合 |
特に「弁護士費用特約」はおすすめです。自分に過失がない「もらい事故」では、保険会社は示談交渉できません。弁護士費用特約があれば、弁護士に交渉を依頼できます。月額100〜300円程度で付けられます。
代理店型とネット型の違い
| 項目 | 代理店型 | ネット型(ダイレクト型) |
|---|---|---|
| 保険料 | やや高い | 安い(1万〜3万円差も) |
| 相談 | 対面で相談可 | 電話・チャット |
| 事故対応 | 担当者が対応 | コールセンター対応 |
| 手続き | 担当者が代行 | 自分でネット手続き |
| 向いている人 | 初心者・対面相談したい人 | コスト重視・ネットに慣れた人 |
保険料を安くしたいならネット型、手厚いサポートが欲しいなら代理店型を選びましょう。
初心者におすすめの補償プラン
| 補償 | 設定 |
|---|---|
| 対人賠償 | 無制限 |
| 対物賠償 | 無制限 |
| 人身傷害 | 3,000万円以上 |
| 車両保険 | 新車なら一般型、中古車ならエコノミーまたはなし |
| 弁護士費用特約 | 付ける |
| ロードサービス | 付ける(JAF未加入の場合) |
まとめ
車の保険は自賠責保険と任意保険の2種類があり、自賠責だけでは補償が全く足りません。任意保険は対人・対物を無制限にし、人身傷害と弁護士費用特約を付けるのが基本です。
保険料の具体的な金額は「車の保険料はいくら?年齢別の相場」、等級の仕組みは「車の保険の等級制度」で詳しく解説しています。車の維持費ガイドもあわせてご覧ください。